上海と蘇州が地下鉄でつながる両都市の1時間生活圏が実現へ
蘇州地下鉄11号線の駅構内
中国東部、江蘇省の蘇州地下鉄11号線は、今月末に正式に開通すると同時に、上海地下鉄11号線にも接続されます。これによって上海市と江蘇省の地下鉄は都市を跨ぐ運営を実現し、蘇州が上海を中心とする1時間生活圏に入ります。
蘇州地下鉄11号線は全長41.25キロで28駅が設置され、西の蘇州工業パークの「唯亭駅」から東の昆山の「花橋駅」までを結びます。花橋駅は蘇州地下鉄11号線と上海地下鉄11号線の乗り換え駅でもあります。三つの空中回廊で乗り換えができ、所要時間はいずれも約5分以内で、保安検査がなく、駅を出てから再び駅に入る必要もありません。
蘇州地下鉄11号線は現在、試験的に無料で乗ることができる段階です。特筆すべきは、完全無人運行の実現「GoAレベル4」の設計を採用した自動運行地下鉄路線であり、中国国内初の自動運行車両管理システムを構築したことです。